整理 整頓 職場の整理整頓のコツ

職場の整理整頓ができない一番の理由と解決策

 

さて、早速ですが、あなたの会社は整理されていますか?

探しモノはないですか?

使いたいモノは迷うことなくすぐに出てきますか?

 

もし、探しモノが多い、もしくは探しモノをしている姿をよく見かけるようでしたら整理ができていない可能性が高いです。

しかし、それは逆に言えば、整理整頓が出来れば、それだけで今よりも高い成果を出せる可能性が非常に高いということです。

 

職場の整理の必要性

そもそも「整理」とは何か。

 

整理とは持ち物モノ一つひとつが、本当に必要か不必要かを分類し、不要と判断したものを処分することです。

 

その後で「整頓」を行います。

整頓とは、必要なモノを、いつでもすぐに取り出せるように置くことです。

とてもシンプルですが、「働く環境」においては、絶対に必要で重要なことです。

 

 

要らないモノにあふれている職場。

必要なモノがすぐに出てこない職場。

これは何かを生み出すための環境としては不適切です。

 

「売り上げ」「利益」「集客」などについて考える前に

探しモノのこと」を考えなくてはいけません。

とてもムダで非生産的な時間です。

もし、あなたの会社で悩み事があるのに、その前に探しモノをしているとしたら大変な遠回りをしています。

整理整頓は仕事の一部

それでは、なぜ職場の整理ができないのでしょうか?

 

まず、そもそも整理整頓が軽く見られているということが挙げられます。

 

整理整頓が必要だというのは、もちろんわかっている。

わかっているけど、やはり目の前の仕事に追われてしまう。

 

「整理整頓は単なる片付けてきれいにすること」

「仕事の合間にするもの」

そんな風に思われていませんか?

 

 

だとしたらそれは大きな間違いです。

整理整頓は仕事の一部だと考える必要があります!

 

5S活動で有名なトヨタさんでも片付けを仕事ととして捉えています。

そうして取り組みがトヨタさんの地位を支えています。

整理整頓は仕事の一部であり、仕事をする上での基礎となります。

 

 

片づけられない会社は業績が悪い?という記事でも書きましたが、職場の整理整頓ができない人というのは、えてして仕事ができない人がとても多いです。

 

モノの整理ができていない人は、頭の整理もできていません。

一見仕事が速いように見えても、ムダが多かったり、ミスが多かったりします。

 

あなたの職場にそういう社員さんはいませんか?

 

 

職場の整理ができない理由

職場の整理できない人

おそらくあなたの会社にも一人くらいは整理ができない人、整理が苦手な社員さんはいらっしゃると思います。

 

しかし、整理ができないのを、できない人のせいにしてはいけません。

職場の整理ができない人は、自宅も整理できない」というのは、察しがつくところだと思います。

高い確率でそうでしょう。

 

しかし、これは長年培ってきたもので、是正するのはとても難しいです。

 

職場は色んな個性の集まりです。

それらを一つひとつを正していくのは、骨が折れる上に、非常に効率が悪いです。

ですので、まずは、片付けができない人がいても、「そういうものだ」と思って下さい。

 

その上で、職場が整理できない一番の理由は「ルールが決まっていない」ことです。

 

まず「必要なモノと不必要なモノ」のルール。

「捨てるモノと捨てないモノ」のルール。

置き場所のルール、量や、置き方のルール。

掃除の仕方のルールなど。

 

先ほども書きましたが、会社は個性の集まりです。

いろんな考え方を持った人間が集まっています。

 

そしてそれぞれが独自のルールを持って、モノを扱っています。

すると人によって、捨てたり捨てなかったり、置く場所が違ったり、置き方や量が違ったり、といった違いが起こってきます。

 

たくさんのルールがあるほど、混沌としてきます。

そしてモノは乱れて、結果整理ができないということが起こります。

 

だから「職場の整理ができない」という問題を解決するためには「ルールを決める」のが一番大事だということです。

 

 

ルールを決める時のポイント

実際にルールを決めるときに、注意してほしいポイントがあります。

 

一つは「ルールを全員で決める」こと。

社員全員で意見を出し合って決めて下さい。

くれぐれもトップダウンにしないでください。

 

トップダウンのルールは必ず「やらされ」になってしまいます。

そこに社員の「責任」はありません。

 

しかし全員で決めたルールには、全員に「責任」が生じます。

そこには「決めたのだから守らねば」という気持ちが含まれています。

必ず結果に違いが生まれてきます。

 

 

二つ目のポイントは「決めたルールは必ず守る」といういことです。

ルールを守る」というのは原則です。

 

もしそれが破られるようでしたら、そのルール自体が仕組みとして間違っています。

ですので、守られないルールは、改善して「守れるルール」に変えていきましょう。

 

そして決めたルールは必ず守りましょう。

それは社長様も例にもれずです!

 

例え社長であっても、ルールを守らないようなことがあれば、社員は見ています。

それは必ず社員に「守らなくていいルールなんだ」という考えを生み、元の木阿弥です。

 

社長様も必ず守るようにしてください。

この「ルールを守る」ということを徹底していただくと、整理整頓だけでなく、安全確保、原価低減、品質の安定、従業員のマネジメントに至るまで、あなたの企業が抱える問題を解決し、組織自体を改革することができます。

 

まずあなたのデスクの上から始めてみて下さい。

5S活動で決めたルールを守れないときは「無意識に守れる仕組み」を作ろう

 

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  • この記事を書いた人

(株)Smile System Support

全国で5S活動研修・セミナー・コンサルティング・講演活動を行っています。5S活動を通して社員一人ひとりが自ら考え行動する組織を作るお手伝いをしています。

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