整頓 職場の整理整頓のコツ 業務改善

5S活動のテッパン整頓手法「三定」とは?定位置、定品、定量の決め方のポイント

5S三定

 

今回は5S活動の整頓の手法「三定」についてお伝えします。

三定とは

三定とは、職場のモノを使いやすく管理するための整頓手法で、定位置(定位)、定品、定量の三つをまとめた言葉です。

決まったモノ(定品)を
決まった場所(定位置)に
決まった量(定量)だけ

置くようにしましょうという意味です。

 

三定の目的は、「何がどこにどれだけあるか?」を、誰が見てもすぐにわかるようにして、モノを探す時間を無くし、業務効率を上げることです。

弊社スマイルシステムサポートでは、「定位置」「適正量」「標示」の三つでお伝えしておりますが、意図するところは全く同じです。

5S活動の進め方②5Sの整頓とは?意味・定義と目的|3定と事例

 

三定を使ってモノを整頓することで探し物がなくなり、作業がより楽に、より早くなります。

また在庫管理が楽になり、過剰在庫や不足がなくなっていきます。

 

三定はムダな時間、ムダなコストが削減できる優れた手法で、5S活動をやる上で必須です。

これはどんな業種でも、ご家庭であっても当てはまり、必ず効果があります。

 

また業務をIOT化していく上では、しっかりとしたモノの管理が重要になっていきますが、その際にも三定は欠かせません。

ぜひ今のうちに取り組んでおきましょう。

 

5s三定を決めるポイント

それでは3定を決めるとき、どういった基準で、何に注意して決めていけばいいのか、ポイントをお伝えします。

◆使用頻度

よく使うモノほど手前に、そうでないモノほど離して配置することで効率が良く作業がはかどります。

「月に一度しか使わないモノは共有の棚」「3カ月に一度しか使わないモノは倉庫」と言う風に、使用頻度で基準(ルール)を決めて、おくと効率のいい状態を維持していけます。

◆作業工程

作業工程の流れに合った配置をしていきます。

モノの置き場所だけではなく、工程の流れに対して作業がスムーズに流れるレイアウトかどうかも一度見直してみましょう。

◆重量・大きさ

重いモノなどは、作業者の身体に負荷のかからない置き方が理想的です。

力が入れやすく、なるべく姿勢を変えないで取れる置き方を考えましょう。

「どうすればより楽に作業できるか」を考えて配置するのがポイントです。

 

最も安全で効率的な置き場所を考えてください。 

◆モノの分類

モノを「種類ごと」に分類するのか?「作業内容」で分類するのか?最も能率の上がる分類を考えましょう。

「種類ごと」に並べると見栄えは良くなりますが、作業的に本当に効率的か検証する必要があります。

どの置き方が良いか、タイムを計って比較しましょう。

◆適正量

定量を定めるためには、それぞれのモノがどれくらい必要か「適正な量」を知ることが必要です。

まずは1カ月の必要最低数を調べ、それを目安に定量を決めていきましょう。

 

定量を決めたら「いくつまで減ったら」「いくつ注文する」という発注のルールも決めて、誰にでも発注できる仕組みも考えてみてください。

◆標示

場所、量が決まったら、すべてのモノ・場所両方に標示を行っていきましょう。

このとき「読みやすいか?」「遠くからでもわかるか?」など見やすさをしっかり考慮します。

 

◆形跡管理(姿絵管理)

これは三定でよく使われる方法で、モノの置き場所を、そのモノの形で標示するやり方です。

スポンジ素材やプラダンなどで型抜きで置き場所を作ると、モノが固定されて、より整頓されやすくなります。

5S改善事例ダイヤルゲージ

◆ロケーション番号

倉庫などで同じ棚が並んでいる場合は、「棚の列ごと」「棚の段ごと」に番号を定めていきましょう。

「〇列の〇段目」というように住所を設定していくと、モノが格段に検索しやすくなります。

 

◆ロケーションマップ

倉庫などモノがたくさん保管されている場所には、「何がどこにあるのか?」を俯瞰で見れるモノの地図を作成しましょう。

ロケーション番号と連携することで、迷わず目的のモノまでたどり着くことができるようになります。

 

まとめ

3定についてのポイントをお伝えしてきました。

最も効率的な置き方は、1度では見つからないかもしれません。色々試してベストな位置を見つけだしてください。

扱うモノや量が変わることで理想的な位置が変動することもありますので、その都度検証するようにしましょう。

 

改善を行った際は、必ず改善前後で作業スピードや、コストなどの変化を数値化してください。

変化が見える化するほど社員さんの改善のモチベーションも上がり、活動が継続しやすくなります。

 

そして、どのようにすれば最も「安全」か、最も「効率的」か。

これらを常に意識しながら改善を行っていってください。

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