今回は5S活動コンサルティングをさせて頂いているケイ・エイチ工業株式会社様の5S活動事例をご紹介します。
大阪・堺市にあるケイ・エイチ工業様は、主に化学・医薬品・食品プラントにおける人材支援、設備支援、購買支援をされている会社様です。
ケイ・エイチ工業様の5S活動改善事例
事務所引き出しのラベリング
事務所を整理し、ラベル標示を徹底して、見やすく、使いやすくなりました。
傘の処分
赤札の貼られていた余分な傘は処分し、半分以下になりました。
あとは定量化で、何本以上溜めないとうルールがあると良いですね。
物置に標示
外にある物置に、名前の表示がつきました。
どの物置からモノを取ってくるのか伝えるときにとてもスムーズになり、新入社員ですぐにもわかります。
書類だなの整理と書類のデータ化
なかなか進んでいなかった会議室の棚の中も、整理が進み始め、着々とモノが減ってます。
ケイ・エイチ工業様はいつもお忙しっくされていますが、事務所は事務員の方が積極的に整理を行われていて、「棚の一番上にはモノを置かない」「直置きをしない」など、防災への配慮もしながら整理が進められています。
書類のデータ化も進んでいます。
不要になったロッカーの処分
不要になった大きなロッカーは処分し、掲示板を設置。
ロッカーの扉に貼っていた掲示物は、掲示板を取り付けて掲示場所を統一。
空間もできて、見た目も整理されました。
モノが減ってくると、こういったロッカーなどの収納までが不要になってきます。
5S活動を始めると収納の為に棚を増やそうと考えられる方が多いのですが、その発想は全く逆で、整理は要らないモノを処分していく作業なので、進行していくと必ずスペースができます。
余計な収納は必要なくなり処分されるというケースはとても多いです。
もしあなたの会社も整理の為に収納を増やそうとお考えでしたら、一度立ち止まって、そこにあるモノが本当に必要かどうかを見直して下さい。
KPT法による5S活動の振り返り
今回の5S活動（3S活動）コンサルティングでは、「KPT」法を用いて、これまでの5S活動振返り、「良かったこと」「問題点」などを洗い出し、これからの目標・計画を立てました。
ケイ・エイチ工業株式会社様の5S活動をお手伝いさせて頂くようになって2年半なのですが、会社が忙しいために5S定例会を休止している時期もありました。
しかし、定例会の休止中も、社員さんは自分たちで活動を少しずつ進めて下さり、職場は日々改善されてきました。
今回の全員での5S活動を振り返りでは「気持ちよく仕事できるようになった」「文具なども探しやすくなった」など、前向きな意見をたくさん聞くことができました。
そうして社内が整ってきたことにより、社員さんたちに「もっとこうしたい！」と改善欲がでてきたり、「ここが気になる！」と今まで気づかなかったことが気づくようになってきて、今も社内改善はどんどん進んでいってます！
今回一番の問題点として挙がったのが、「3S会議には社員が全員参加ではないため、偏ったメンバーでの活動になってしまっている」「3S会議にあまり出ていない方に動いてもらうのが難しい」という意見でした。
それも踏まえ、次回コンサルの日には、全員参加でいっせいに整理整頓に取り組むことになりました。
しかし、あきらめず1歩ずつでも歩み続けることの大切さを、改めて私自身も感じました。
今回の定例会の模様を、ケイ・エイチ工業の専務がブログで紹介して下さっています。
これからさらにケイ・エイチの皆さんが全社一丸となって、楽しんで3S活動を取り組める仕組み作りを、加速させていきます！
