5S活動から社員の【気づく力・考える力・解決する力】が育つ社風づくりをサポートする会社 Smile System Support の代表・上石です。
今日は大阪・八尾で産廃処理・リサイクル業をされている株式会社高産様の5S活動(3S活動)のコンサルティングでした。
高産様は3月末には同じ敷地内に新社屋を建設予定、8月には藤井寺にもアスベスト処理なども扱うリサイクルセンターが誕生予定です!
高産様は5S活動(3S活動)を本格的にスタートさせてもう3年。
ほんとうにあっという間でした。
今回の社員さんからの5S活動報告を聞くと、一人ひとりが3Sを意識して取り組まれていることを強く感じました。
5S活動で1日15分の作業時間が短縮
社員さんが日々取り組まれてる5S改善活動によって、業務効率が日に日に良くなってきているもがわかります。
改善はほんの些細なことで、とても効率アップすることがあります。
今回取り組まれた例でいえば、ユンボの備品の「整頓」。
5S活動の整頓とは、必要なモノをいつでも誰でもがすぐに取り出せるようにすることです。
これまでユンボ備品は、いろんな場所に置いていました。
それが話し合いをする中で社員さんから「一箇所に集めた方がいいんじゃないか?」という提案があり、専用棚を設置し、一か所にまとめました。
とても単純ですぐに思い付きそうなことですが、長年働いているとそれが当たり前の状態となり、こういったことに案外気づけないものです。
しかし、5S活動を継続的に行うことで、だんだんとこういった些細なことに「?」と気づける感性が生まれます。
今回のこの改善によって、作業時間が一日約15分も節約になったそうです。
1日15分は相当大きな時間です。
4日で1時間、本来の業務ではない「探しモノ」に時間が使われていることになります。
社員さんの「?」から始まったシンプルな改善が、こんなに時間のコストを減らせられました。
これは社員さんの提案というところがすごく大事で、日々の5S活動で社員さんの感性を磨くことが、会社にとって大きなメリットをもたらしてくれるようになるということです。
新入社員さんの短期間での成長ぶりに感動
社員さんに変化をもたらすと言えば、5S会議での発表もとても効果的です。
高産様で数ヶ月前に入った社員さんの話。
前回3ヶ月前に5S活動のコンサルに来させてもらったとき、その新入社員さんのグループ発表を彼に任せたのですが、最初はとてもたどたどしく、ぎこちない印象でした。
ところが3ヶ月経った今回の発表は、前回の彼とはまったく違っていました。
見違えるように堂々と発表する姿を見て、とても感動しました。
こういった継続的な発表の場は、社員のスキルアップにかなり大きく貢献します。
このような仕組みがあれば、自ずと社員さんは成長してくれます。
5S活動はこういったことにも利用できるので人材育成にとても役立つツールとなってくれます。