3Sを習慣化するメリット



3Sを習慣化すると企業にとって、様々なメリットがあります。

 
 

「安全面の向上」

3Sの発祥はトヨタです。
そのトヨタが求める3Sの目的は「安全」

労災事故の起きない安全な職場作り。
その上で効率的で、快適な職場を目指すことです。
 
 
労災事故は8割が「気の緩み」だと言われています。
面倒であったり、急いでいるなどの理由で、いつものルールを省いてまうことで、事故は発生します。
 
3Sを進めていけば、社員が自分達で決めたルールやしくみを、しっかり守っていくように習慣化されていくので、必ず安全面が向上します。
 
 

「効率面の向上」

仕事を行う上で、効率的であることは、経済面や精神面から見ても、とても重要なことです。
3Sを活動を進めていくと、作業の効率面も向上します。

清掃だけを行っている会社の場合、見栄えが綺麗であっても、効率でないことがとても多いです。
見栄えが綺麗だとしても、奥にしまって出しにくくなってしまったら、それは3S活動ではありません。

3Sは綺麗にする活動ではなく、あくまで効率的になるように一人ひとりが考えていく活動です。
 

「QDCの向上」

3Sの3つが整ってくると、仕事はルールを守って丁寧になり、尚且つ作業効率が上がります。
それによって「QDC」も発展します。

品質(Quality)は上がり、納期(Delivery)が早まり、コスト(Cost)が下げられる、という好循環が得られ、確実に儲かる企業体質になります。

また、出来るセールスマンも増えてきます。

「無駄の削減」

3Sは基本的には無駄を省く活動になります。
無駄の中でも代表的なのが、モノが多いことで起きる探し物での「時間の無駄」 です。

誰かが10分探し物をして、それが20日間あると200分
12か月すると40時間
それが社員10人になると、一年で400時間

このように探し物があると、多くの非生産的な「無駄な時間」を生みます。
そして、会社はこれに給料を払うことになり、多くの「お金の無駄」につながります。
これを5年間続けると、500万円近く無駄にしてしまうことになります。
 
 
一人だけが探し物をしているならまだしも、見つからなければ下の手も止めてしまうという悪循環を生みます。

「元あった場所に戻さない」= 「誰かがルールを守っていない」ということなので、「なぜあの人は戻さないのか」という不信感が生まれ、社内の雰囲気も悪くなります。

3Sはそういったストレスも軽減させる役割を持っています。

無駄を省くことで、「安全の確保」「時間の短縮」「残業がなくなる」など、いい循環が生まれてきます。
 

「気づける社員になる」

「気づかない社員」が多い会社ですと、人にも物にも無干渉になってしまいます。
そういう会社は「サービスや物作りがどうであろうと、給料さえもらえればいい」という風になってしまいがちです。

しかし3Sを継続していくと、これまで物がなくっても気づかなかった社員が、気づくようになってきます。
「どこかに物が紛れてないか」「出先に忘れてきてはいないだろうか」という風に、常に周囲に気を配れるようになってきます。

社員一人ひとりが気づける人になってくると、感性が高まり、よいサービスや、よい物作りが出来る会社になってくる。
 
3Sとは「気づく訓練」であり、それによって人が育ち、その結果、会社が育ってゆくのです。
 
 

「社員の自主性が育つ」

3Sの副産物として挙げられるのが「社員の自主性が育つ」ということです。

仕事のことではあまり社長に意見が言えない立場の社員さんであっても、3Sは本業とは直接関係のないことなので、社長にも意見が言いやすいという特徴があります。
 
 
これまで弊社のプログラムを受けていただいた企業様の中には、最終的3Sに関しては社長が社員から注意をされている、という光景をよく見かけます。
3Sを通すことで自分の意見が言いやすい仕組みづくりが出来るので、徐々に社員一人ひとりに主体性が芽生えてきます。

そうなると自分の意見も通りやすくなり、仕事へのモチベーションも高まり、だんだんと全社が一丸となってきます。
会社は強靭な組織となり、危機的状況にも、自主的に、また協力し合って解決しようとする風土になってくる。

社長は社員の成長を見るのが楽しみになります。